<目次>
・不育症でもっとも多い原因

・不妊症のおもな原因と治療法

・自己免疫異常と同種免疫異常!について




不育症でもっとも多い原因


不育症のもっとも多い原因は、自己免疫異常と、同種免疫異常です。

不育症は、いったん妊娠しても、流産や早産、死産を3回以上繰り返すこといいます。

流産が3回以上続く流産が3回以上続くことを習慣流産といいますが、実際は、このふたつは同じようにとらえられています。

不育症を起こす原因はさまざまで、免疫の異常からくるものや、染色体異常、母体の問題などがあります。

治療は女性の血液検査や子宮形態検査、夫婦の染色体検査などを行って原因を調べたうえで慎重に行われます。

不妊症のおもな原因と治療法

不育症のおもな原因と治療法について説明してきましょう。

・ホルモン異常
高プロラクチン血症、甲状腺機能異常、黄体機能不全などのホルモン異常があると、流産を引き起こしやすくなります。

【治療法】
それぞれの病気にあわせ、薬や注射で、ホルモンを補充・調整します。

・子宮の形態異常
双角子宮、中隔子宮などの子宮奇形や、子宮筋腫、子宮腺筋症による子宮の変形が原因になることも。

【治療法】
異常の程度によって、子宮の形を整える子宮形成術や、筋腫や腺筋症を取り除く手術を行います。

・子宮頚管無力症
子宮の入り口である子宮頚管がゆるいため胎児を支えきれなくなり、流産を引き起こすことがあります。

【治療法】
子宮頚管を糸でしばる子宮頚管縫縮術を行います。妊娠中は横になるなどの安静を心がけます。

・染色体異常
夫婦のどちらかに、染色体の異常が

【治療法】
治療法はとくにありませんが、自然妊娠できる可能性もあるので、医師に相談を。転座という染色体の異常などが原因で流産を繰り返す場合には、受精卵の着床診断を実施して、流産を予防することもあります。

・感染症
クラミジア感染症などに感染し、腫や子宮、卵管に炎症を起こしている

【治療法】
抗生物質を使って、夫婦ふたりの感染症を治療します。

・免疫異常
下記項目にて詳しく説明しています。

・内科の病気
糖尿病、膠原病、血液凝固障害などの内科の病気は、流産の原因になる場合があります。

上記以外の原因で、不妊に病んでおられる方は、まず食生活の改善を見直してみましょう。

妊娠体質になる食べ物を多く補給し、受精しやすい体をつくり、そして、不妊治療の初期に行う、タイミング法摂りいれていく。

妊娠の第一歩は、妊娠に効果のある栄養素を摂りいれることが重要です。

自己免疫異常と同種免疫異常について

不育症でもっとも多い原因の自己免疫異常と同種免疫異常の2つについて詳しく紹介しましょう。


自己攻撃する抗体をつくる、自己免疫異常

自己免疫異常とは、自分のからだの一部を自分か攻撃する抗体ができる病気です。

なかでも、不育症の原因になりやすいのが、抗リン脂質抗体。

リン脂質とは細胞膜を構成する成分で、これを攻撃する抗体がつくられてしまうと、胎盤の中などに血栓ができゃすくなり、流産を起こす要因になるのです。

血液検査で抗リン脂質抗体の有無を調べたり、血液凝同胞検査を行ったりすることで診断されます。

治療には、薬(アスピリンの内服薬やヘパリンの注射)で血栓を予防するほか、漢方薬の柴茶湯を服用して抗体をつくりにくくする方法がとられています。


赤ちゃんを異物とみなして拒絶する、同種免疫異常


女性のからだにとって、受精卵は自分とは異なる遺伝子をもった異物です。

通常、からだけ体内に入った異物に対しては拒絶反応を起こし、それを排除しようとします。

しかし妊娠時には、「免疫寛容」という反応が働くため、受精卵や胎児を拒絶することはありません。

ところが、この働きがうまくいかないことかあり、それが流産の原因になる場合があります。

これを同種免疫異常といい、血液検査で、夫婦ふたりのリンパ球の相性などを見て診断されます。

治療には、ピシ八二-ルという薬液を注射する治療法が行われることがあります。

但し、現段階では、その有効性は十分に証明されていません。

以前は、正常な免疫応答を起こすことを狙いとした夫リンパ球輸注治療が主流でしたが、近年はこの治療の有効性や副作用が問題視され、実施する病院は少なくなりました。





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